SDGsという言葉をよく聞くようになりました。私自身も全てを把握している訳ではないのですが、持続可能がキーワードとなっており、各々が今できることを少しずつでも良いから取り組んでいくことで、将来今の世界を変革してゆくことを目標としています。今年は特に、コロナ禍が拍車をかけ、今後の経済活動には欠かせない要件として多くの企業が注目をしています。
さて、私は、2017年、それまでランドセル・小物にしか名前を出して使用されてこなかった飛騨牛皮革を初めて家具用革としてHIDA Leather® を開発しました。以来、自身が受けた仕事を中心に、細々と使用してきています。
開発当時聞こえてきたのは、飛騨牛、だから何?、他の革よりもいいの?トレーサビリティ?それはサプライヤーの問題でしょう。というような評価がほとんどでした。食品のように素材の流通にまで気を留める人はほとんどいない状況で、岐阜県の事業評価でも、評価に値せずとして選考漏れした苦い経験があります。
今年、高山市のバックアップもあり、初めてふるさと納税返礼品にレザークションを登録していただいております。特に今まで宣伝することもしておりませんでしたが、11月には多くの方に選んでいただいたおかげで革の在庫もなくなり、現在追加で製革を進めています。
今後はデザイン性や機能と同じレベルで、そのものを構成する素材がどのように流通して製作されたものかが非常に重要な時代になってきたと言えます。そのような時代にこれからも選んでいただけるような時代にマッチしたレザー製品をこれからも提供していきたいと考えています。
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HIDA Leather® 2017年、マキノウッドワークスが飛騨牛の皮を使用した家具用革として開発。木部と同じように経年変化する革を目指し、フルベジタブルタンニン鞣し、染色のみというこだわりの製法でしか作っていません。油分を調整することで、タンニン鞣しでもクッションに使用できるほどの柔らかさを実現。使用とともに色味は濃くなり、艶が増します。塗装で隠していないため、ナチュラルマークをそのまま楽しむことができます。また、マキノウッドワークスは世界的にレザーメンテナンス事業を営むユニタスファーイーストと業務提携しており、長く使用していただくためのアフターメンテナンスにも万全を期しています。